奥大和、湯の谷の地に、千慶という宿あり

湯の谷-。

この響きにいざなわれ、わたしは、旅の人となった。
しばし過剰なものから離れ、ひとしれず暮らすように過ごしてみたい。
神秘の山々に抱かれ、湯に浸かり、自然の恵みをいただき、そして眠る。

離れの部屋にしつらえられた湯に浸かり、暮れゆく空を見上げれば、やがてこぼれんばかりの星が降ってくる。
ほのかな灯りのなかで緑が風に揺れ、ひとを想うひとのこころを感じる。
なににもとらわれないひとときの重なりが、五感をよみがえらせてゆく。
わたしがわたしに還る場所、湯乃谷 千慶。

明日は、玉置の山の神様に、ごあいさつに伺おう。

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かってこの地は
広大な草原だった
いつだったか
大地が鳴動して
大地殻変動があった
押し寄せる大津波に玉置の神狼は
全身を震わせて吠え 退散させた
やがて
この地は急峻な地形 大和アルプスとなった
そして大地の地下深くマグマはたぎり
熱い湯を湧出する
この地に溢れるもの
星、光、風、霧、水、緑、静寂、闇…

幕末
この地の人々は
京都の御所を守り
戊辰の役では御親兵として
維新の魁を演じた
やがて
人々は郷に帰り
杣師をやり 筏師をやり 百姓をやった

"東西八里、南北十三里
紀伊山脈の高峻に當り
険阻にして深山幽谷を抱き
黒潮を呼んで南太平洋の暖風を迎ふ"

抒情詩人 野長瀬正夫は
十津川郷をこう紹介した

この地を あなたに
感じてほしい
気付いてほしい
耳を傾けてほしい
静かに眺めてほしい
この地には命の向こうにあるものがある

天狗よ激しく風を起こせ
ごうらごよ 嘆いているか
山女よ 田螺を食ってるか
たくらたよ 笑っているか
牛鬼よ 高みから眺めているか
一本だたらよ 誰を待っているのか
八咫烏よ そろそろ出番だな
湯乃谷千慶 主の恩師 十津川郷土史家 松実豊繁先生 作

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